七つ石山からの眺めクリックで拡大写真
100103 雲取山

 かなり前から行こう、行こうと思っていた正月の雲取山へ行ってきました。
1月の3日 週間天気予報では降水確率10%でこの日を逃すはずも無く、喜び勇んで本川越駅発6:30の電車に乗り込んだ。

 ネットで調べた計算では8:28奥多摩駅到着で、8:35の西鴨沢行きのバスには充分間に合うはずであった。
しかしながら実際の奥多摩駅到着は8:50頃で、そのバスには到底乗車不可能であった。
 どこでどう間違えたか・・・?そんな事を検証しても仕方なくいまは甘んじて次のバス9:30に乗る以外のすべは無い。
 1時間遅れの出発だが、山頂までの5:50の概略歩程を考慮しても、なんとか今日の予定は続行可能と判断して、そのバスを待った。

雲取山荘で見た日の出の様子

6:58

1月4日

ルート図1(一日目) 断面図へ
ルート図2(二日目)

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鴨沢

10:10

10:23

登山口

堂所

12:15

 9:30発の西鴨沢行バスには10数人の登山者が乗車していたが途中何人かが下車して鴨沢には私たちを含めて5人ほど降車した。
 皆大きめの荷を背負っているのでおそらく皆さん雲取山を目指しているのであろう。
バスを下りて身支度を終えたのは良いが サテ登山口は・・・と見るのだがそれらしき物はその場所からは見えず、誰か歩き出したら跡を着いていこうと思ったが、だれも歩き出す人は居ない。
ちょうど近くに民家の人が出て来ていたので、尋ねると教えてくれた。
 それはバス停のすぐ左そばの横断歩道を渡った所にあってバス停からは絶対に見えない位置だった。
 緩やかな道を上がって行くが正月のなまった身体と荷物ののせいか全くピッチが上がらない、ものすごく身体が重く感じられる。
 やがて右手に割りと大きな駐車場が見えた、10数台は楽に駐車できそうだ。この辺が小袖乗越という場所なのであろうか・・・?、少し行くと路駐している車が2〜3台あってその少し先で左の登山道に入った。
 暫く単調な登りでいい加減暑くなってきたので、2回ほど服を脱いで調整する。
 しかし汗ばむ程度で汗はぬぐうほどではないし手袋もはずせないので、気温はかなり低そうだ。
 暫く薄暗い植林の道を行くがやがて徐々に視界が開けるようになって、堂所の小平地に出た。
 きょうはここで昼食と決めてあったので、ここでヒルメシにした。
 既に12:00を回っていて腹の虫が泣き始めていたところなので、オニギリを頬張って食べた。
 ゆっくりと食事休憩後歩き出すと間もなく、巻き道との分岐に出た、ここは石尾根から七つ石山山頂を通る道を行く事にした。
 七つ石小屋があってその先に水場が有った、そして細〜くみずが流れていた。二つ目の巻き道分岐を左に見送るとひょっこりと石尾根縦走路に飛び出した。
 写真のとうり白いものは少しあるが広くて歩きやすい、快適な尾根道だ。
 

駐車場

10:42

ブナ坂(巻き道)と
七つ石山への分岐

山並みが見えた

12:48

13:16

七つ石小屋

13:32

水場

13:37

石尾根

13:48

七つ石神社

13:55

七つ石山

14:00

七つ石山から雲取山と
飛龍山、主脈縦走路を眺める
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14:03

14:18

ブナ坂の鞍部

 石尾根を左に辿り行くと右手に七つ石神社が建っていた。
 かなり古い様相で何か謂れがありそうなので調べて見た・・・がここで記すと長くなるので、レポートの終わりにでも記すことにしよう。

 ここからひと登りで七つ石山であった。
ここからの展望は素晴らしくさえぎる物は無く、これから行く雲取り山や奥秩父の主脈縦走路、奥多摩の山々が良く見えた。

 しかし残念な事に富士山は雲にさえぎられて見えなかった。
 帰路もここに立ち寄る予定なので富士山は明日に期待する事にしてとりあえずその場を後にした。

 ここで撮影したパノラマ写真をどうぞ!。
 ここから岩魁の多い山肌を下って行くと広い鞍部に出た。そこは十字路になっていて右へ唐松谷林道が伸びて居る。
 そして先ほど分かれた巻き道との合流点でもあって左からその道が上がってきている、勿論直進すれば小雲取を経て雲取り山である。
 写真を見て解る通りこれから先雲取山への道もさほど雪は深く無さそうだ。
明るく開けた防火帯の尾根道はこの上も無く爽快な歩きだ。ヘリポートの台地の先五十人平を過ぎた一番低い所に雲取り奥多摩小屋が建っていた。

雲取奥多摩小屋

14:57

ヘリポート

五十人平

14:44

14:33

雲取山頂の避難小屋が見えた

雲取山山頂

15:45

15:36

もう少しで山頂!!!

15:58

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15:29

小雲取山
(富田新道分岐)

 やがて雲取山頂の赤い屋根の避難小屋が見えるようになった。
徐々に雪も多くなってきて所々凍ってはいるが、アイゼンをつける程ではない。

そしてようやく雲取山山頂に到着した。
鴨沢からちょうど6時間ほどかかったが、感激の一瞬であった。
 山頂からの眺めをパノラマで撮影したのでご覧ください。

 ここでも唯一残念な事は雲のために山並みがほとんど見えない事だ、が明日の早朝下山時に再訪する予定なのでのでその時は是非姿を見せて欲しい・・・そう願いながら雲取山荘に向かった。

 

16:47

雲取山荘到着

 

 
 山頂でお会いした三つ峰側から来たと言う男性はアイゼンを着けていたが、あと20分も下れば山荘に着いてしまうので、どうするか考えたがとりあえずいける所まで行こう・・・と言う事でノーアイゼンで下って見た。

 しかしイザ下って見ると急斜面の上に凍結していて極めてオッカナイ。
5分と歩くか歩かないうちにアイゼンをつけて下る事に変更した。
 装備をつければなんという事は無く楽々と5時前には山荘に到着した。

道具は本当に有難い・・・と思った。
 山荘は6:00から夕食でハンバーグがおいしかった。
 食前酒に日本酒を飲みたかったのでワンカップを買って飲んだ、400円であった。(Kさんはビールで500円)
 食事後ロビーに行くとそこにはストーブが煌々と2基点いていてその周りを囲むように長椅子が置かれている。 暖かいので寄り込んで座っていると三々五々人が集まってきて、そのうちに誰がするでもなく自然と山のはなしが始まった。
 ちょうど話が佳境に入った頃小屋のご主人新井さんの差し入れで秩父の地酒「秩父錦」が差し入れられた、のん兵衛にとってこんな有難い事は無い。
 みんなで茶碗酒を酌み交わして夜が更けるまで(消灯時間の8:30まで)楽しく話し込んだ事は言うまでも無い。
 ご馳走様でした。

 部屋にはマメタンコタツが設置されていて、一晩中暖かく部屋で寝ている限りは、全く寒さを感じなかった。
 
2日目1月4日
1日目1月3日

朝食は6:00から始まった。
 納豆、卵、味噌汁、焼き鮭、オシンコウ・・・定番だが私は一番好きな朝飯だ。
 朝食を終え身支度とザックを詰めなおして外に出ると、朝焼けの日の出が待っていた。
 凛とした寒さの中に味わう感動が有った。
 しかしどうも身体が思い・・・昨夜は少し飲み過ぎたようだ。これも毎度の事なので「そのうち回復するだろう」そう思ってアイゼンをつけて出発した。

 ギシッギシッとアイゼンの音を立てながら急な雲取り山への登りが続く。
 苦しい〜本当に苦しい登りだったがようやく我慢して登りきった。
そこには素晴らしい朝の山頂の景色が有った。
 今日は早朝なので雲が少なくうっすらとでは有るが富士山も見えている
 今日のルートは小雲取から七つ石まで戻って、石尾根を鷹の巣山避難小屋まで歩いてそこで昼食・・・としてそこで峰谷に下りるか、奥多摩駅まで行くか決める・・・そんな計画であった。
 途中鴨沢への道を右に分けるが今日の最後の登りなので稜線から七つ石山を目指して登っていく。
 巻き道を行きたくもなるが我慢して七つ石山に着いた「ホッ」とする。
 今日のここからの眺めをどうぞ、しかし富士山は残念ながら肉眼では見えたのに・・写真では・・・。
 しかしここまで来れば「あ〜良かった〜」これから先はマダマダ長いがもうほとんど登りは無いのだ・・そう思うと本当に気が楽だ。

6:58

山荘の日の出

山頂直下からの眺め

7:56

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七つ石山を眺める

9:16

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9:57

鴨沢下山路

鷹の巣山避難小屋

11:12

 ホッとして休憩していると後ろから男女の二人ずれが追いついてきた、我々よりもかなり高齢のおかたに見えたがかなりデッカイ荷を背負っている、一見して避難小屋泊まりだと解る装備だ。
 話をすると山頂の避難小屋泊で毎年来ているのだと言う。
「今日は5人宿泊者が居た」と言っていた。
さぞかし寒かったことであろうと想像した。
これから長い石尾根歩きを鷹ノ巣の避難小屋までそのお方たちとぬいたり抜かれたりの道中であった。

 ようやく避難小屋に着くとそのお二人は既に到着して休憩中であった。 

鷹の巣山避難小屋の内部
中は暖かいが・・・それでも氷点下
であった。

石尾根北側の道

 避難小屋まではほとんど雪が無き状態で、前回(昨年の12月7日)の鷹の巣山よりもかなり雪が融けたようだ。
 これからコンロを使って昼食だが外のテーブルでは寒いので中に入ってヒルメシの支度をした。
 今日のメニューはラーメンともちと味噌汁だ。あと日本酒がほんの一口ずつぐらいだが残っていたのでそれで乾杯をした。
 中には先客がいたが雲取り山荘の宿泊者であった、彼が先に出発したがそのうち何故か戻ってきた、聞くとピッケルを忘れたのだと言う、他人事ながら(その人も一緒になって)みんなで大笑いをしてしまった。

 ここで約一時間食事休憩をしながらバスの時刻表と地図をにらめっこで検討したが、優柔不断の私としては2転3転した結果、このまま奥多摩駅まで石尾根を下る事に決めた。
 石尾根の南斜面は暖かくてまさに日向ぼっこハイキングの様相であったが、北側は結構雪が残っていて寒い、しかし凍結気味なので前回歩きにくかった赤土の部分は逆に滑らないので、歩きにくいという事は無かった。

 そして前回は羽黒三田神社の境内を通過したのだが今回はそこを通らずに絹傘の集落から、ずっと舗装された車道を歩いた。
 どこで間違えたかは定かでは無いが大した差はないように思えた。
 それから奥多摩駅へのショートカット道へ出た時には何回目かの「ホッ」であった。

 そして16:14に無事奥多摩駅に到着・・・二日間の山旅の幕を閉じた。

13:43

絹傘の集落が見えた

15:38

奥多摩駅へ7分「ホッ」

奥多摩駅到着

16:14

16:04

今回のまとめ
1/3   本川越駅6:30−奥多摩駅8:51
      奥多摩駅9:30(バス)ー鴨沢10:10
      鴨沢10:20ー堂所12:15−七つ石山14:00-雲取山15:58−雲取山荘16:47
   総行動時間 6:27 (休憩食事当全て含む)
1/4   雲取山荘7:10−雲取山7:45−小雲取山7:56−七つ石山9:44−鷹ノ巣山避難小屋
      11:12ー絹傘集落15:38−奥多摩駅16:14
      奥多摩駅16:30−本川越18:32
   総行動時間 9:20
   全行動時間 6:27+9:20=15:47 でした。

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 私の雲取山に関して言えば過去に4回ほど登っているが、そのうち2回は三つ峰側からで2回とも夜行日帰りで、下山は鴨沢へ・・・
 そして1回は後山林道から三条の湯を経由して日帰りピストン、そしてあとの1回が太陽寺から登って雲取山荘へ1泊して太陽寺へ戻り という歩きであった。
 今回が5回目の雲取山登山になるわけだが、始めて鴨沢から登って石尾根を全て歩いて奥多摩駅まで行く事が出来て大変満足している。
 それもいずれも時期的には春から秋の間で、今回のように冬登って鴨沢〜歩いた事は始めての経験であった。
 そして雲取山荘や途中の山歩きでもいろんな出会いがあり、大変良い経験と良い思い出になる山歩きになったと思っている。
 

                     七つ石神社と将門伝説
 七つ石神社の祭神は平将門でご神体は七つの石だと言う。
ある戦いの折、攻めて来た藤原秀郷に対し将門は、六対の藁人形をつくりその真ん中に自らが立ち、どれが本物か・・・と挑発をした。
秀郷が成田不動に念じると「白い息をしているのが将門だ」とお告げがあり、中央の人形に向かって矢を放つと人形が七つの石になったという。

 また11月7日の祭礼日には堂所で博打が行われ大勢の参拝客でにぎわったのだそうだ。
中には女賭博師がいて、着物の裾割れに目を輝かせ丁半の賽の目に熱くなった時代もあったという。 平成のこの世にこの地を訪れても、まさかそのような時代があったとは、全く思いもつかないことであった。                                                    

雲取山山頂

7:48